カテゴリ:佐藤より( 32 )

 

加藤一彦先生

加藤一彦先生が亡くなられた。2月にお会いしたときはお元気でしたのに。非常に悲しい。霊魂はいつもご家族のそばにいらっしゃるのでしょうけれども、ある約束を果たせなかったことが残念です。謹んで哀悼の意を表します。
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by utplaw | 2019-04-20 20:54 | 佐藤より  

三浦賢治郎著「縄文人(びと)からの手紙」図書紹介

三浦賢治郎著「縄文人(びと)からの手紙」をいただきました。

著者の三浦氏は、佐竹藩士として京の都から水戸、そして久保田(秋田)の地に赴任した武士の末裔であるにもかかわらず、農業の重要性、将来性を認識し、若い頃に自ら稲作を中心に果樹も含め農業に従事することを志願した人物である。
若き三浦氏は田畑を耕したときにふと目にした石器のとりこになり、昭和22年ごろから縄文時代の研究に勤しんでおられる。その三浦氏が昨年、本書を発行された。貴重な資料となることは附言を要しない。とは言いつつも、これは考古学研究において非常に重要な資料となるものであり、現に過去においても考古学者らが三浦氏の土地を訪れている。
なお縄文時代に思いを馳せる三浦氏の詩も巻末に載せられている。
縄文時代に関して興味のある方はぜひご覧いただきたい。
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秋田には幾度となく訪れているが、不思議な地である。
人工のピラミッドであるとされた「クロマンタ山」や、イギリスのストーンヘンジ"stonehenge"に共通するものがある「環状列石」。
また、江戸時代後期に活躍した「写楽」の正体が取り沙汰されているが、その「写楽」なる人物の正体は、阿波藩の能役者であるとか、司馬江漢や葛飾北斎など数々の説が提唱されている。だが、これらの説から、ある共通点を見出すことができる。それは秋田藩である。写楽が活躍していた時代についてみるに、佐竹藩の分家の四男坊であった蜂須賀重喜(佐竹義居)の長男が当時の阿波藩主であり、司馬江漢や葛飾北斎などは秋田蘭画の影響を受けている。葛飾北斎や歌川広重が使用していた西洋由来の青色の顔料、プルシアンブルーは秋田蘭画でも使用されていた。
結局のところ秋田蘭画が浮世絵、そして漫画に大きな影響を及ぼしたことを窺い知ることができる。
歌舞伎役者の地位も佐竹の貢献があったと考えられ、そういった諸々のことからしても徳川にとっては由緒ある佐竹家に対する憧れとともに脅威が一層強いものとなったといえる。ときには家臣の仕業によるものがあろうけれども。
良い者、秀でた者をつぶしにかかる風潮はいつの世にもあり、これがいろいろな事柄の進展を妨げたことはいうまでもない。

これからは女性、男性を問わず、その才能を発揮できる場をより多く設けることである。
子供の夢を育み子供を大事にすることは重要である。夢を持ち続け大人になった者の活動を阻害することは結局のところ、子供の時の夢が開花することなく成功前の蕾を摘んでしまうことになる。

三浦氏の著書からいろいろなことが頭に浮かんだ、というところで書評はおしまいといたします。



by utplaw | 2019-04-07 20:27 | 佐藤より  

日本外国特派員協会(通称「外国人記者クラブ」)では、非会員の方も出席できるBook Breakを開催します。

Book Breakのご案内

日本外国特派員協会(通称「外国人記者クラブ」)では、非会員の方も出席できるBook Breakを開催します。

今回は、渋澤雅英著“The Private Diplomacy of Shibusawa Eiichi: Visionary Entrepreneur and Transnationalist of Modern Japan”について、著者自らがお話されます。
なお、すべて英語になります

道徳経済合一を唱えた渋澤栄一氏が、ルーズベルト大統領からハーディン大統領までの交流をとおし、30年間にわたり日米改善に尽力した話題を中心に、栄一氏の曾孫である渋澤雅英氏が解説されます。

日時は下記のとおりです。
Book Break
“The Private Diplomacy of Shibusawa Eiichi: Visionary Entrepreneur and Transnationalist of Modern Japan”
by Masahide Shibusawa
Tuesday, April 23, 2019, 6:15 pm - 8:30 pm
(The talk will be in English)

非会員の方は下記アドレス宛にe-mailで申し込んで下さい。会費は4000円で、ワイン一杯と軽食がつく予定です。満席になり次第締め切ります。
To non-members:
Sign up now at the reception desk by email (front@fccj.or.jp).
Please reserve and pay in advance by Tuesday, April 16th, 2019. Those without reservations will be turned away once available seats are filled. No refund is available unless event is cancelled for the reasons on our part.

住所 
〒100-0005

東京都 千代田区 丸の内 3-2-3
丸の内二重橋ビル5階
電話  03-3211-3161
Fax  03-3211-3168
Email: front@fccj.or.jp

丸の内二重橋ビル
【二重橋前駅:千代田線(地下鉄東京メトロ)】徒歩2分

日比谷方面出口改札→地下道を日比谷方面へ
① B5出口→丸の内二重橋ビルの地下直結。

② B7出口→階段で地上に出る。丸の内二重橋ビル1Fオフィスタワー入口前。




by utplaw | 2019-04-02 13:07 | 佐藤より  

謹賀新年

謹んで初春のお慶びを申し上げます
昨年は松本零士先生ならびにモンキー・パンチ先生と共に
活動してきた成果があって著作権の保護期間延長が実現いたしました。
これも偏に多くの漫画家の先生方や政治家の方々のお陰であると
感謝申し上げます。

なお、本年はそれぞれの分野でご活躍なさっている
学者、芸術家・芸能関係者等の方々とも協同で引き続き
漫画応用の医療や防災、観光に関して取り組んでいく所存です。

それでは皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます
本年も何とぞよろしく御願い申し上げます


              平成31年 元日
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© KaoruSato 2017




by utplaw | 2019-01-01 17:21 | 佐藤より  

Groupe d'étude sur les mangas et les soins médicaux

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Cette année, nous allons tenir un groupe d'étude pour les bandes dessinées"mangas" et les soins médicaux dans la salle de réunion de la chambre des représentants.

Restez à l'écoute!

KAORU SATO
Phrases et photos

by utplaw | 2018-05-29 22:38 | 佐藤より  

著作権法学会に出席して

本日、一橋講堂(神保町)において年に一度の著作権法学会が開催された。
別件で午後2時過ぎからの出席となったが、シンポジウムの今回のテーマは「消尽」であった。ただ残念なのは、数人の先生方が討論されていたが、権利の乱用に関して全く触れられなかったことである。私見ではあるが、消尽に関しては権利の乱用論の観点から論ずるべきである(憲法12条、民法1条3項(なお、同条2項参照。))。今回はそう感じた会であった。
佐藤薫

by utplaw | 2018-05-26 22:18 | 佐藤より  

ピクトグラムの時代は終わった!?

ピクトグラムの時代は終わった!?とくに防災や医療、観光といった分野においてはもはやピクトグラム(絵文字)はあまり役に立たないといえよう。小谷松敏文氏が創作し消防庁側の意向を取り入れた非常口ピクトグラムは有名でありもっともすぐれたピクトグラムであるが、非常口であるという刷り込みがなければ(これはある学者がおっしゃった言葉で非常に的を射た表現である)、これでさえどれほどの人が非常口であると認識することができたであろうか。しかもこの非常口ピクトグラム以外は前もってマニュアル本などで覚えなければほとんどの人は理解できないというのが実情である。道路標識や自動車内の警告表示等々。そこで老若男女を問わず、さらには日本語を理解しない外国人など、より多くの人々に理解していただくための新たな表現方法が必要となる。病院内の案内、安全な場所までの誘導などにおける誰にでも理解できる表現、それがいま早急に必要となっている。「漫画産業の発展を考える会」などいくつかの研究会で得た成果を結集し医療および防災の場において結実すべく尽力したい。佐藤薫
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by utplaw | 2018-02-16 00:51 | 佐藤より  

本年は医療と法に関する研究会を開催する予定です。

本年は医療と法に関する研究会を開催する予定です。
昨年は漫画やイラストレーション、ピクトグラム(絵文字)について、いままでとは異なる利用法を検討し、その成果が得られました。

なお法は患者や医療者の権利を保護するためにもあります。医療者は患者の幸福を願って日々、活動しています。患者も医療者も人であり、生活があります。法は両者が幸福になるために存在していることを再確認する意味において研究会を開催したいと考えております。
憲法13条は幸福追求権について規定しています。これに基づいて健康権といった権利を解釈によって見出すこともできるでしょう。また、憲法25条1項からも健康権を見出すことは可能です。ただそれぞれの権利の性質には違いがあるといえます。

また、これらの条文から環境権という権利を導き出してはいるものの裁判所ではそれが認められない場合もあります。でもそれは環境権という名称に起因するものとも考えられます。環境権ではなく健康権であると考えた方が受け入れやすいのではないでしょうか。
さらに、そういった事柄だけでなく、研究者としての医療者という観点から、職務発明の在り方を考えなければなりません。とくに企業の従事者とは異なり、大学や大学院における研究者・教育者としての医療者の保護も検討しなければなりません。

法はすべての人が幸福になるために存在しているのです。

ただ、話の内容が少しそれますが、これからは動物や植物の保護のためにも法律を役立てねばなりません。あるクマ牧場では過去に、餌を与えられず飢えに苦しんだ熊たちが食物を求めて施設を抜け出し射殺されるという悲しい事件がありました。もしこれを人間に置き換えて考えればどうでしょう。危険な生き物だから駆除(この言葉自体不快であるといえます)するといった短絡的かつ残忍な考えは戒めるべきではないでしょうか。このような動物を保護するようにわれわれ人間は考え方を改めねばなりません。これからの法は動物や植物のために一層役立てねばならないものと考えています。
佐藤 薫



by utplaw | 2018-01-31 00:23 | 佐藤より  

富岡製糸場赤れんがものがたり

やの功氏が挿絵を描かれた、今井清二郎氏の著書「赤れんがものがたり」(敬文舎)が静かな話題となっている。赤れんがといっても横浜の倉庫のことではない。ユネスコ世界遺産に認定された群馬県にある富岡製糸場の赤れんがである。
蚕糸類(さんしるい)、絹(シルク)製品の品質向上と機械化の先駆けとなった官営富岡製糸場は、工女に対して1日8時間労働と日曜休日を規定した就業規則を設けるなど、近代労働さきがけの場でもあった。
以前、著者である、元富岡市長今井清二郎氏より、フランス式のレンガ積みのことなど富岡製糸場に関する興味深いお話をいただいた。製糸場のイメージを変える読みやすい書である。

全国に製糸場はいくつもあったので比較してみるのも良いかもしれない。

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by utplaw | 2017-03-26 16:03 | 佐藤より  

新年のご挨拶

謹賀新年

昨年は医学系の学会に参加させていただき新たな研究テーマが生まれ、また、「漫画とピクトグラムの応用と保護に関する第一回目の研究会」を国会会議室で開催するなど非常に貴重な数多くの体験をいたしました。
これも偏に日頃よりご尊敬申し上げる学者の先生方や政治家、そしてそれぞれの専門分野でご活躍の方々の御蔭でございます。

本年も昨年同様、ご指導ご鞭撻のほどよろしく御願い申し上げます。
皆様のご健勝とご多幸を心より御祈り申し上げます。


平成二十九年元旦

佐藤 薫

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by utplaw | 2017-01-01 17:30 | 佐藤より