カテゴリ:佐藤より( 35 )

 

城所岩生編, 中山信弘ほか著「これでいいのか!2018年著作権法改正」(100頁)図書紹介

城所岩生編, 中山信弘ほか著「これでいいのか!2018年著作権法改正」(100頁。インプレスR&D刊 1620円)を、編著者である城所先生よりご恵贈いただきましたのでご紹介します。

本書のはしがきに、「各執筆者間では、2012 年の改正で期待外れに終わった日本版フェアユースの実現に向けて一歩近づいた点は評価しつつも、改正の主目的であるイノベーション促進の観点からは課題の残 る改正に終わった点で見解の一致をみた。」とあるように、アメリカ連邦著作権法に規定があるフェアユースをわが国にも取り入れようというのが本書の主題であるといえる。

連邦著作権法は1976年に大改正が為され、そのときに判例法であったフェアユースを成文化したという経緯がある。しかし、これに関しては、ケネディーの暗殺事件を題材にした著書に20世紀フォックス社が著作権を有する写真を複数枚使用したハーバード大学哲学科教員が著作権侵害で訴えられたザプルーダー事件や、アメリカでスパイ容疑で逮捕されたローゼンバーグ夫妻の子供たちに宛てた書簡を著書に無断使用した男性が著作権侵害で訴えられたローゼンバーグ夫妻書簡事件においても、それぞれフェアユースを基準として判断されるべきと考えられたが、結局のところ合衆国憲法修正第一条項が規定する表現の自由による判断がなされたわけであり、そういった事例が多々ある。
そう考えれば敢えて我が国においてフェアユースを採用せずとも憲法上の権利との牴触問題としてほとんどの場合、解決を図ることが可能であるともいえる。
もし仮に著作権が著作者の死後70年に延長されたことでフェアユースによる著作物の利用範囲を広げようとの考えでフェアユースを採用するというのであれば議論の余地が残されているといえよう。
 
                                                           佐藤薫
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by utplaw | 2019-05-11 22:30 | 佐藤より  

佐藤薫著「著作権法入門早わかり―クリエイターのための知的創造物法活用術―」

佐藤薫著「著作権法入門早わかり―クリエイターのための知的創造物法活用術―」が 発行されて数日が経ちました。
非常に多くの方々から本書に対して関心をお寄せいただいているとのご連絡を出版元よりいただきました。
著作権法への関心が高まっている証であると感じております。とは申せ、
これも偏にみなさまの御陰であると感謝いたしております。
新たな改正等がありましたらこのホームページ(ブログ)に能う(あたう)限りお知らせいたす所存です。
今後ともよろしく御願い申し上げます。
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178.png本書が書店にない場合は直接その書店にご注文いただくか、つぎのウェブ書店においてご購入できます。Yahoo!Japanショッピング楽天ブックス紀伊国屋書店ウェブストアセブンネットショッピング出版メディアパル・オンライン書店 。                

by utplaw | 2019-04-22 18:34 | 佐藤より  

第7回看護理工学入門セミナーが開催されます

第7回看護理工学入門セミナーが開催されます

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申込み:以下のURLにアクセスの上、お名前(よみがな)、ご所属、職位、メールアドレスをご入力ください。

パソコン用フォームURL


スマホ用フォームURL
https://ws.formzu.net/sfgen/S68838893/

問い合わせ先
第7回看護理工学入門セミナー担当 大江真琴先生宛にお願いします。

by utplaw | 2019-04-21 13:23 | 佐藤より  

加藤一彦先生

加藤一彦先生が亡くなられた。2月にお会いしたときはお元気でしたのに。非常に悲しい。霊魂はいつもご家族のそばにいらっしゃるのでしょうけれども、ある約束を果たせなかったことが残念です。謹んで哀悼の意を表します。
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by utplaw | 2019-04-20 20:54 | 佐藤より  

三浦賢治郎著「縄文人(びと)からの手紙」図書紹介

三浦賢治郎著「縄文人(びと)からの手紙」をご恵贈いただきました。

著者の三浦氏は、佐竹藩士として京の都から水戸、そして久保田(秋田)の地に赴任した武士の末裔であるにもかかわらず、農業の重要性、将来性を認識し、若い頃に自ら稲作を中心に果樹も含め農業に従事することを志願した人物である。
若き三浦氏は田畑を耕したときにふと目にした石器のとりこになり、昭和22年ごろから縄文時代の研究に勤しんでおられる。その三浦氏が昨年、本書を発行された。貴重な資料となることは附言を要しない。とは言いつつも、これは考古学研究において非常に重要な資料となるものであり、現に過去においても考古学者らが三浦氏の土地を訪れている。
なお縄文時代に思いを馳せる三浦氏の詩も巻末に載せられている。
縄文時代に関して興味のある方はぜひご覧いただきたい。
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秋田には幾度となく訪れているが、不思議な地である。
人工のピラミッドであるとされた「クロマンタ山」や、イギリスのストーンヘンジ"stonehenge"に共通するものがある「環状列石」。
また、江戸時代後期に活躍した「写楽」の正体が取り沙汰されているが、その「写楽」なる人物の正体は、阿波藩の能役者であるとか、司馬江漢や葛飾北斎など数々の説が提唱されている。だが、これらの説から、ある共通点を見出すことができる。それは秋田藩である。写楽が活躍していた時代についてみるに、佐竹藩の分家の四男坊であった蜂須賀重喜(佐竹義居)の長男が当時の阿波藩主であり、司馬江漢や葛飾北斎などは秋田蘭画の影響を受けている。葛飾北斎や歌川広重が使用していた西洋由来の青色の顔料、プルシアンブルーは秋田蘭画でも使用されていた。
結局のところ秋田蘭画が浮世絵、そして漫画に大きな影響を及ぼしたことを窺い知ることができる。
歌舞伎役者の地位も佐竹の貢献があったと考えられ、そういった諸々のことからしても徳川にとっては由緒ある佐竹家に対する憧れとともに脅威が一層強いものとなったといえる。ときには家臣の仕業によるものがあろうけれども。
良い者、秀でた者をつぶしにかかる風潮はいつの世にもあり、これがいろいろな事柄の進展を妨げたことはいうまでもない。

これからは女性、男性を問わず、その才能を発揮できる場をより多く設けることである。
子供の夢を育み子供を大事にすることは重要である。夢を持ち続け大人になった者の活動を阻害することは結局のところ、子供の時の夢が開花することなく成功前の蕾を摘んでしまうことになる。

三浦氏の著書からいろいろなことが頭に浮かんだ、というところで書評はおしまいといたします。



by utplaw | 2019-04-07 20:27 | 佐藤より  

日本外国特派員協会(通称「外国人記者クラブ」)では、非会員の方も出席できるBook Breakを開催します。

Book Breakのご案内

日本外国特派員協会(通称「外国人記者クラブ」)では、非会員の方も出席できるBook Breakを開催します。

今回は、渋澤雅英著“The Private Diplomacy of Shibusawa Eiichi: Visionary Entrepreneur and Transnationalist of Modern Japan”について、著者自らがお話されます。
なお、すべて英語になります

道徳経済合一を唱えた渋澤栄一氏が、ルーズベルト大統領からハーディン大統領までの交流をとおし、30年間にわたり日米改善に尽力した話題を中心に、栄一氏の曾孫である渋澤雅英氏が解説されます。

日時は下記のとおりです。
Book Break
“The Private Diplomacy of Shibusawa Eiichi: Visionary Entrepreneur and Transnationalist of Modern Japan”
by Masahide Shibusawa
Tuesday, April 23, 2019, 6:15 pm - 8:30 pm
(The talk will be in English)

非会員の方は下記アドレス宛にe-mailで申し込んで下さい。会費は4000円で、ワイン一杯と軽食がつく予定です。満席になり次第締め切ります。
To non-members:
Sign up now at the reception desk by email (front@fccj.or.jp).
Please reserve and pay in advance by Tuesday, April 16th, 2019. Those without reservations will be turned away once available seats are filled. No refund is available unless event is cancelled for the reasons on our part.

住所 
〒100-0005

東京都 千代田区 丸の内 3-2-3
丸の内二重橋ビル5階
電話  03-3211-3161
Fax  03-3211-3168
Email: front@fccj.or.jp

丸の内二重橋ビル
【二重橋前駅:千代田線(地下鉄東京メトロ)】徒歩2分

日比谷方面出口改札→地下道を日比谷方面へ
① B5出口→丸の内二重橋ビルの地下直結。

② B7出口→階段で地上に出る。丸の内二重橋ビル1Fオフィスタワー入口前。




by utplaw | 2019-04-02 13:07 | 佐藤より  

謹賀新年

謹んで初春のお慶びを申し上げます
昨年は松本零士先生ならびにモンキー・パンチ先生と共に
活動してきた成果があって著作権の保護期間延長が実現いたしました。
これも偏に多くの漫画家の先生方や政治家の方々のお陰であると
感謝申し上げます。

なお、本年はそれぞれの分野でご活躍なさっている
学者、芸術家・芸能関係者等の方々とも協同で引き続き
漫画応用の医療や防災、観光に関して取り組んでいく所存です。

それでは皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます
本年も何とぞよろしく御願い申し上げます


              平成31年 元日
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© KaoruSato 2017




by utplaw | 2019-01-01 17:21 | 佐藤より  

Groupe d'étude sur les mangas et les soins médicaux

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Cette année, nous allons tenir un groupe d'étude pour les bandes dessinées"mangas" et les soins médicaux dans la salle de réunion de la chambre des représentants.

Restez à l'écoute!

KAORU SATO
Phrases et photos

by utplaw | 2018-05-29 22:38 | 佐藤より  

著作権法学会に出席して

本日、一橋講堂(神保町)において年に一度の著作権法学会が開催された。
別件で午後2時過ぎからの出席となったが、シンポジウムの今回のテーマは「消尽」であった。ただ残念なのは、数人の先生方が討論されていたが、権利の乱用に関して全く触れられなかったことである。私見ではあるが、消尽に関しては権利の乱用論の観点から論ずるべきである(憲法12条、民法1条3項(なお、同条2項参照。))。今回はそう感じた会であった。
佐藤薫

by utplaw | 2018-05-26 22:18 | 佐藤より  

ピクトグラムの時代は終わった!?

ピクトグラムの時代は終わった!?とくに防災や医療、観光といった分野においてはもはやピクトグラム(絵文字)はあまり役に立たないといえよう。小谷松敏文氏が創作し消防庁側の意向を取り入れた非常口ピクトグラムは有名でありもっともすぐれたピクトグラムであるが、非常口であるという刷り込みがなければ(これはある学者がおっしゃった言葉で非常に的を射た表現である)、これでさえどれほどの人が非常口であると認識することができたであろうか。しかもこの非常口ピクトグラム以外は前もってマニュアル本などで覚えなければほとんどの人は理解できないというのが実情である。道路標識や自動車内の警告表示等々。そこで老若男女を問わず、さらには日本語を理解しない外国人など、より多くの人々に理解していただくための新たな表現方法が必要となる。病院内の案内、安全な場所までの誘導などにおける誰にでも理解できる表現、それがいま早急に必要となっている。「漫画産業の発展を考える会」などいくつかの研究会で得た成果を結集し医療および防災の場において結実すべく尽力したい。佐藤薫
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by utplaw | 2018-02-16 00:51 | 佐藤より