著作権保護期間延長について

2013年4月から翌年3月にかけて開催された漫画産業の発展を考える会(佐藤薫座長)において、著作権保護期間延長について対立する意見を有する方々に参加いただき検討してきました。
松本零士先生やちばてつや先生、小池晃先生らも当会委員として延長を肯定する立場をとられ、さらに牧美也子先生、花村えい子先生、竹宮惠子先生、里中満智子先生らも延長を肯定する立場から当会に御名前を連ねられました。
そのようななかで紋谷暢男先生が当会会議において死後70年に著作権保護期間を延長することを受け入れる代わりに戦時加算を帳消しにする案を提示され、これらの意見に基づき松本先生と佐藤先生が2013年8月6日に保岡興治知的財産戦略調査会長の議員会館事務所を訪問し保岡会長に直接、当会の見解を書面により提出されました。
その功あって政府は延長を前提にTPP交渉を行うことが明らかになり報道されたのはいうまでもありません。

ところで延長に関してはもろもろの意見があり佐藤先生は、著作物により区別したり、保護期間を死後50年または70年にしつつ更新手続きをふむことで100年まで延長できるシステムを検討すべきであると主張しています。このことは大阪大学の講義においておっしゃっていたことを覚えております。賛否両論あるものの延長を前提としたうえでの漫画家に対する経済的保護を今後は検討していくべきであろうというのが佐藤先生のお考えです。

by utplaw | 2015-08-23 23:57 | 漫画産業の発展を考える会事務局  

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