西口司郎追悼展開催案内

西口司郎追悼展開催案内

手塚治虫氏のブラックジャック単行本の表紙絵などで知られる西口司郎氏の個展です。
こぞってご参加ください。
佐藤薫著「時間の穴 鎌倉時代消失」および「著作権法入門早わかり: クリエイターのための知的創造物法活用術」の表紙絵も西口氏によるものです。

開催日:2025年6月2日(月)から12日(木)
    午前9時から午後5時まで(土、日、祝休館)
    最終日は午後3時まで
    追悼の集い 6月2日(月)午後5時半から
開催場所:ペーパーボイス大阪
     〒542-0081 大阪市中央区南船場2-3-23
     電話 06-4967-5013

※ 問い合わせ先 有限会社クニオ  06-6354-9292

西口司郎追悼展開催案内_e0091580_20420161.jpg
西口司郎氏/装画、大森和也氏/装幀(いずれも大御所です)

西口司郎追悼展開催案内_e0091580_20463894.jpg
著作権法の表紙が大きく、時間の穴のそれと揃わなくてすみません。


# by utplaw | 2025-05-28 20:59 | 佐藤より

 

胎児手術を必要とするすべての胎児たる赤ちゃんとご家族に対するご支援ありがとうございました。

胎児手術が必要な胎児たる赤ちゃんとご家族に対するご支援をいただきありがとうございました。
みなさまの温かい御心に感謝申し上げます。
                                         佐藤薫

【お礼】温かいご支援、応援をありがとうございました。
御礼 391名の方々から、1600万円を超えるご支援をいただきました!
本日2025年4月30日23時をもちまして、クラウドファンディングが終了いたしました。
391名という多くの方から、総額1645万円と、目標を遥かに上回るご寄附をいただきました。
ご支援いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。
出生前に脊髄髄膜瘤と診断された、胎児手術を必要とする全ての赤ちゃんと家族に、胎児手術を安心して選択肢の一つとして考えていただきたいという私たちの思いから、このクラウドファンディングを始めました。
3月4日(火)の開始当初から最後の最後まで、たくさんの本当に心強い応援やお言葉、ご寄付をいただき、本当にありがとうございました。胎児手術を選択肢の一つとして検討していただき、たくさんの赤ちゃんとご家族の希望となるように、チーム一同、皆様の応援をいただいて、より一層気を引き締めて慎重に進めて参ります。
こうして、クラウドファンディングを行っている最中でも、全国各地から私たちのところへ、出生前に脊髄髄膜瘤と診断された妊婦さんが、ご家族とともに何組も来られています。
その妊婦さんやご家族に、このクラウドファンディングの活動についてお伝えし、全国からたくさんの応援が届いていることをお話しすると、みなさんニッコリとされて、うれしそうにしてくださります。出生前診断で脊髄髄膜瘤とわかって、遠くから来られて、きっと心休まらない気持ちであろう妊婦さんやご家族に、皆さまの応援が背中を支え、緊張を和らげるきっかけになってくれていると感じています。
改めて、胎児手術チーム一同、気持ちを新たに引き締めて取り組んでまいります。
引き続き、どうぞ応援をお願いいたします。

                             2025年4月30日
「お母さんのおなかの中で難病の手術を。胎児手術が選択できる未来へ挑む」
脊髄髄膜瘤胎児手術チーム一同


胎児手術を必要とするすべての胎児たる赤ちゃんとご家族に対するご支援ありがとうございました。_e0091580_18245401.jpg

                       写真:脊髄髄膜瘤胎児手術チーム


# by utplaw | 2025-05-09 18:27 | 佐藤薫

 

憲法記念日に際して思うこと 佐藤薫

日本国憲法
前文 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
第二章 戦争の放棄 第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
・・・・・・・・・

憲法改正というと何故か憲法9条の話になる。
自衛のための戦争は認められるのかという点である。
9条1項は、自衛のための戦争までも放棄したものではないというのが、ほとんどの憲法学者が認めるところである。
なかには「国際紛争を解決する手段としては」とあるから、自衛戦争は認められないという説がある。これに関しては、同様の文言が戦争ノ抛棄ニ関スル条約(不戦条約)にもある。「第一条 締約国ハ国際紛争解決ノ為戦争ニ訴フルコトヲ非トシ(以下省略)」
不戦条約はこれによって侵略戦争を放棄しているが、自衛戦争までも放棄してはいない。

そこで9条2項が問題となる。まず、「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。」である。
ある学者は、前項の目的は「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」することであるから、これにより自衛戦争を放棄したという説を唱えていた。
この説は妥当ではない。
けだし、前述のことから、侵略戦争をするための戦力の保持は認められないと解されるからである。
さらに、「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求」が1項の目的であるとしても、これをもって自衛戦争をも放棄したとはいえない。
これに対しては、2項は「これを保持しない。」として句点「。」があり、そのあとに「国の交戦権は、これを認めない。」と続くから、これにより自衛戦争を放棄したことになると主張する。彼らが言うには「。」があるから、「前項の目的」は2項後段にはかからないという。しかも「交戦権」を「戦争をする権利」であると解釈する。
しかし、同じ2項に記載されていること、交戦権は戦争をする権利ではなく、戦時当事国が有する国際法上の権利を意味すると考える。それゆえ、憲法9条は自衛のための戦争を認めている規定であると解する。
ただ、歴史的背景をみれば、マッカーサーは当初、日本から、ありとあらゆる戦争を放棄させようと考えていた。ゆえに反対の解釈もできなくはない。じつはそこが9条の素晴らしいところである。相反する解釈ができる、かけがえのない条文たる9条はこのまま残すのが良い。
それがひとつの解答(回答ではない)である。まるで量子力学のような、それが法解釈学である。
世界中の人たちが幸福のうちに一生を終えられるように、われわれは力を合わせて尽力しなければならない。

佐藤薫
佐藤(大炊御門)薫

憲法記念日に際して思うこと 佐藤薫_e0091580_16180429.jpg



# by utplaw | 2025-05-07 16:25 | 佐藤薫

 

台本・演出貝山武久先生の朗読劇「我が母」公演

演出家であり脚本家でもある貝山武久先生による、早大自由劇団自由舞台の会最後の公演となる、「我が母」(遠藤周作原作)の朗読劇が6月に開催されます。貝山先生は私がご尊敬申し上げる演出家で、劇団文化座元幹事、日本演出者協会理事・事務局長という経歴をお持ちです。ぜひご観劇ください。
「最後」ではなく、「また最高」の公演でありますよう。

https://www.mapleleaftheatre.com/sub7.html

貝山先生のご友人で元日本銀行副総裁の藤原作弥氏が端的に解説されています。

台本・演出貝山武久先生の朗読劇「我が母」公演_e0091580_20395059.jpg

# by utplaw | 2025-05-06 20:46 | 佐藤薫

 

Wikipediaからの削除成功

佐藤薫の情報をWikipediaから削除するのに成功しました。

十数年前に、佐藤薫のHP管理者に対して、転載を許可してほしいという連絡がウィキペディアからありました。
当時学生らからは、ウィキペディアは誰でも編集できることなどから価値はなく許可しないほうが良いという意見が出されました。
しかし様子を見ようという結論に達して、佐藤薫HPに下記の文を記載しました。
「Wikipediaに転載を許可する旨を記載し、Wikipediaに掲載されました。」
その後、予期せぬ書き込みがあり、調査した結果判明したところでは某私立大関係者によるものが数件ありました。
そういうこともあり佐藤薫は自身の記事を削除するよう当時のHP管理者に依頼しました。
しかしそれも実現できずそのままにしていたところ機会が生じ、削除できるかもしれないとの情報が入り、結果として削除に成功することになりました。
よってこれからは当該日本語版へ新たに項目等を設けることは許可しません。

佐藤本人だけでなく私たちも含め、多くの方々から、文筆家のような文章を書きこんでいただくなど、素晴らしい編集をしていただき、みなさまには感謝しています。
これからは新たな管理者により佐藤薫HPやブログを充実させる考えですのでよろしくお願いします。
みなさまのご多幸ご健勝をお祈りします。

山田、長谷川



# by utplaw | 2025-05-05 21:14 | HP管理者